木質バイオマスを徹底解説1!メリットだけじゃなくて、デメリットもお伝えします。
こんにちは、合同会社もりほっと代表の小川です。
弊社は、木質バイオマスの普及に向けて全国各地のご相談や導入時の設計や販売を行っています。
木質バイオマスというカタカナが難しく感じられる方も多いと思います。
そういう方々にもわかりやすく、実際の情報をお伝えできるよう投稿をしていきます。
木質バイオマスのメリットとは?
木質バイオマスエネルギーは、使われない木材をエネルギーとして使用する、
再生可能エネルギーの1種です。
この木質バイオマスエネルギーは、例えば以下のようなメリットがあります。
①何度も使い続けられる資源
②Co2排出量が少ない(またはゼロ)
③化石燃料よりも低コスト
④国内、近隣からの入手ができる
ということです。
①は、樹木は適正に管理されている森林であれば、仮に伐採してもまた植林をして生育を継続すれば、
また、樹木は成長していくので、何度も繰り返し使っていくことが可能です。
②同様に、樹木は清澄寺にCO2を吸収していきます。
そのため、この樹木を燃料として燃やした際にCo2が発生しますが、
このCO2はもともと吸収したCO2であるため、吸収分と排出分が同じ寮になると考えられます。
(これが、カーボンニュートラルと言う考え方です)
③化石燃料は近年、高騰することが多いですが、
木質バイオマス燃料は、通常化石燃料より安価です。
従って、暖房や給湯(お風呂など)で化石燃料を使用する場合、
木質バイオマスに置き換えることで年間の光熱費を削減することが可能です。
④化石燃料は、日本国内では原油の生産がほとんどないため、海外から購入することになります。
しかし、木質バイオマスは、日本全体で森林があるため、国産であることはもちろん、
近隣の森林からの入手、または燃料事業者からの購入が可能です。
これは、国際情勢など、一般市民にはどうしようもない変化に対して、
自分たちで資源を安定して確保することができます。
木質バイオマスエネルギーのデメリットはどうか?
メリットがある一方で、デメリットもあります。
多くは、メリットの裏返しで、木質バイオマスの特徴として押さえておくとよい点だと思います。
①入手可能な資源量は限界があること
②燃料費が地域のよってバラバラであること
③化石燃料よりも、急に燃やす・消火することができない
④化石燃料のボイラーよりも、高額である
①は、海外でなく国内で入手できる一方で、
「いつでも」「いくらでも入手できる」とは言えなくなります。
利用をする地域全体の林地残材などの発生状況を把握して、
・使われない木材がどのくらいあるのか、
・誰から、いくらで入手ができるのか、
この辺を明確にしないと、いけません。
②も、地域で製造する燃料が故に、
「いくらで入手できるか」は地域によって一定ではありません。
③木質バイオマスの燃料は、化石燃料と比べると、急に燃焼することができません。
したがって、導入に向けては専門家を交えて、
・必要最低限で、効果が大きい能力のバイオマスボイラーを選ぶ
・急な温水の利用に対応できる設備の検討
(蓄熱タンクや既存の石油ボイラーの活用など)
を考えていく必要があります。
④木質バイオマスのボイラー自体は、まだ高価です。
初期費用は高額になるため、導入に及び腰になってしまいます。
しかし、木質バイオマス燃料の単価は化石燃料より安価であるため、
長期的に投資回収が可能か、
初期費用への補助金や助成金があるか、
を考えていく必要があります。
最後の④は、長期的な投資回収が数年程度で済む場合、
回収した後は利益を生み続ける設備になります。
その場合は、必ずしもデメリットではないことは押さえておくべき点だと思います。
このように、既存のボイラーや設備とは異なる特徴があるため、
一度に考えようとすると、作業が膨大になります。
木質バイオマスをどこから買うの?
木質バイオマスのボイラーってどう使えばいいの?
などなど
弊社では、そういった声にお応えできるよう、
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